福山市のサイディング外壁塗装で選べる塗り方
サイディングは、工場で塗装された板を張り合わせた外壁です。板の素材と、表面の仕上げ方で塗り方が決まります。

窯業系サイディングの塗り替え
セメントと繊維を固めた板で、日本窯業外装材協会によると新築戸建ての外壁の約80%に使われています。表面の塗膜が、板に水がしみ込むのを防いでいます。日本窯業外装材協会のガイドによると、塗膜の傷みを放っておくと基材まで傷みが進むことがあり、基材が露出すると水を吸いやすくなって、反りなどの変形につながります。塗り替えでは、今の塗膜の傷み具合を見て、透明のクリヤー塗装か、色のあるエナメル塗装かを決めます。ニチハは、単色の製品はエナメル塗料、多色塗装の製品はクリア塗料で塗り直すよう案内しています。
板の継ぎ目にはシーリング材が入っています。塗装と同じ足場で打ち替えるのが一般的で、方法はシーリング打ち替えのページで説明しています。
金属サイディングの塗装
ガルバリウム鋼板などの金属板でつくる外壁材です。アイジー工業は、変色が目立ち、表面が粉をふく白亜化が出た状態を塗り替え時期としています。白さびや黒さびが出ていれば、さびを落としてから塗ります。放っておくと、さびが進んで穴あきの原因になるためです。
さびや塗膜の傷みは、排気ガスやほこりなどの汚れが、雨の当たりにくい場所にたまって進みます。アイジー工業は日頃の手入れとして年に数回の水洗いを勧め、外壁の変形や漏水を招くおそれがあるため、家庭での洗浄に高圧洗浄機は使わないよう求めています。見積書に書かれた下塗り材が金属の外壁に使える製品かは、塗料メーカーの資料で確かめられます。
多彩仕上げ(柄を残す塗装)
石目やレンガ調の凹凸を生かし、2色以上を塗り重ねて柄を出す仕上げです。日本ペイントの窯業系サイディング改修用の工法には、2色塗で24色、3色塗で12色の組み合わせがあります。単色で塗りつぶすと平板に見えやすい外壁でも、立体感を残せます。ケイミューの資料にも、多色塗装の製品は劣化の状態によって元の外観を再現できない場合がある、と書かれています。新築時とまったく同じ柄に戻すものではない、と考えておきましょう。
クリヤー塗装
無色透明の塗料で、今の色と柄をそのまま残す塗り方です。日本窯業外装材協会のガイドでは、クリヤー塗膜の浮きが始まる前が、元の色合いを保ったまま塗れる時期とされています。浮きや色あせが進んだ壁に透明の塗料を塗っても、傷んだ面が透けて見えます。劣化の状況によっては、クリヤーではなくエナメルの単色仕上げになることもあります(ニチハ)。柄を残したいなら、早めに点検を頼むのが近道です。
塗装に向かないサイディング
表面に特殊な加工をした製品は、普通の塗料が密着しにくいことがあります。ケイミューの光セラ外壁材は、塗り替えると光セラ仕上げには戻らず、指定の塗料と塗装仕様で塗らないと塗膜がはがれるおそれがあるとしています。反りや浮きが大きい板も、塗装では直りません。日本窯業外装材協会は、ねじの増し打ちで直しきれない反りには張り替えを検討するよう勧めています。
ハウスメーカー住宅の外壁
大手ハウスメーカーの家では、独自仕様の外壁材や塗装が使われていることがあります。日本窯業外装材協会のガイドは、塗る塗料を今の塗装仕様を確かめてから決め、建てた住宅会社にも確認するよう求めています。保証やメンテナンスの条件は、引き渡し時の書類で確かめておきましょう。

福山市で外壁塗装をご検討の方へ
- 外壁や屋根の気になる状態を、フォームからそのまま相談できます
- 現地調査と見積書の内容を確認してから、依頼するかどうかを決められます
- 提携する塗装店の建設業許可などの情報は、確認できたものを本サイトに掲載します
サイディング塗装の工程と塗れる条件
塗り替えは、下塗り・中塗り・上塗りと塗料を重ねて仕上げます。日本ペイントは、住宅用の塗料の多くが、下塗り材と仕上げ材を複数回重ねる前提で作られていると説明しています。1回塗りでは膜の厚みが足りず、透けや色むらが出て、外壁を守る力も十分に出ません。下塗りは外壁と仕上げの塗料をなじませる役目、中塗りと上塗りは仕上げの塗料を重ねて厚みをつける役目です。製品によっては中塗り専用の塗料を使います。クリヤー塗装は、透明の塗料を重ねる工程になります。
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外壁材と今の塗装の確認
外壁材の品名、今の仕上げ(単色・多色・クリヤー・特殊な表面)、反りや割れの数を調べ、塗料と工程を決めます。
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洗浄と乾燥
汚れや藻を水で洗い流し、よく乾かします。ニチハは、高圧水洗浄の水圧で目地から水が入るおそれがあるとしています。洗い方は塗装店に確かめておきましょう。
- 3
下地補修とシーリング
ひび割れや欠けを埋め、目地のシーリングを打ち替えます。反りのある板は、ねじで留め直すか、張り替えるかを決めます。
- 4
下塗り・中塗り・上塗り
各工程の間には、塗料ごとに決められた乾燥時間をとります。塗料メーカーの菊水化学工業は、外装塗装を「施工できない」条件として3つを挙げています。1つ目は気温が5℃以下か湿度が85%以上のとき、2つ目は塗膜ができるまでに下地の表面温度が5℃以下になりそうなとき、3つ目は夜露に濡れたり雨や雪が降ったりしそうなときです。福山市では、梅雨どきと冬の朝夕に塗れない日が出やすくなります(福山の気候と塗装に向く時期)。
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金属部材と付帯部
水切りや見切りなどの金属部材は、外壁と同じ時期に塗ると傷みの差が出にくくなります。ニチハも、外壁の塗り替えと一緒に金属部材を塗るよう勧めています。
サイディング塗装の見積書で確かめたいこと
費用は、塗る面積、塗料のグレード、仕上げの方法、下地補修の量で変わります。30坪前後の戸建ての費用の目安は、トップページの費用相場にまとめています。サイディングならではの確認点は次のとおりです。
外壁材と仕上げ方法
窯業系か金属か。単色・多色・クリヤーのどれで塗るか下塗り材の製品名
外壁材と今の塗膜に合う下塗り材か塗り回数
下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの製品名シーリングの扱い
打ち替えか増し打ちか、対象の目地反り・割れの補修
ねじの留め直し、部分張り替えの数と方法付帯部の範囲
水切り、破風、軒天、雨樋を含むか
多色仕上げやクリヤー塗装は、単色塗りより工程や材料が変わります。単色との差額を見積書で分けて書いてもらうと、比べやすくなります。
塗装より補修や張り替えを考えたほうがよいサイン
色あせやチョーキング、藻の汚れだけなら、塗り替えで外壁を守り直せます。次のような傷みが目立つときは、塗る前に補修か張り替えを検討します。
板の反り・浮き
継ぎ目に段差ができている。手で押すと板が動く割れ・欠け
板の角や釘の周りが割れている塗膜の大きなはがれ
基材が見えている室内側の雨染み
壁の中に水が回っている
2004年10月以前に製造された窯業系サイディングには、石綿を含む製品があります。ねじ穴をあけたり板を外したりする前に、石綿の有無を確かめます(改修工事の前のアスベスト調査)。傷みの範囲が広い場合は、外壁張り替えや外壁カバー工法と比べて決めましょう。
詳しくは外壁塗装の塗料をご覧ください。
