福山市の外壁塗装で選べる塗料の種類
外壁に塗る塗料は、まず樹脂の種類でグレードが分かれます。エスケー化研によると、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の順に耐候性と耐久性が高くなります。ここに、汚れやカビを抑える機能や、水性か溶剤か、1液か2液かといった違いが重なります。

シリコン塗料
エスケー化研は、期待耐用年数を一般的な目安としてアクリル5〜8年、ウレタン8〜10年、シリコン10〜15年、フッ素15〜20年としています。
この「期待耐用年数」は、塗膜が一切傷まない年数ではありません。同社の説明では、チョーキング(白い粉が出る状態)やひび割れが出て、浮きやはがれが始まる手前までの期間を指します。劣化の進み方は、材料のほか、地域や施工の水準、塗る部位によっても変わります。
ラジカル制御形塗料
紫外線などで塗膜の中に生まれる「ラジカル」という物質を抑える塗料です。ラジカルは樹脂を分解して塗膜を傷める原因になるため、光安定剤(HALS)などでこれを捕まえます。
日本ペイントの「パーフェクトトップSi」は1液水性のラジカル制御形シリコン系塗料で、メーカーは「シリコングレードを超える」耐久性をうたっています。ただ、ラジカル制御は樹脂の名前ではなく技術の名前です。グレードは製品ごとのメーカー資料で確かめてください。
フッ素塗料
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4つの中では最も耐久性が高く、エスケー化研の目安は15〜20年です。期待耐用年数がシリコンより長いぶん、同じ期間に塗り替える回数を減らせます。
無機(無機有機ハイブリッド)塗料
石やガラスなど無機の成分を応用した塗料です。エスケー化研は「ふっ素樹脂塗料に匹敵する耐久性」を特長に挙げ、無機だけでは柔らかさや付着性が足りないため樹脂と組み合わせている、と説明しています。
関西ペイントの「アレスダイナミックMUKI」は、従来の最高グレードだったフッ素樹脂塗料を上回るとうたっています。どちらのメーカーも、無機塗料の期待耐用年数を年数では示していません。「無機なら○年」という説明を受けたら、その数字がどの資料に載っているかを聞いてください。
光触媒・低汚染・防カビ
樹脂のグレードとは別の「機能」です。
- 低汚染 日本ペイントによると、塗膜を水になじみやすくして汚れを付きにくくし、雨や水洗いで汚れが落ちやすくなります
- 防カビ・防藻 エスケー化研は、藻やカビが気になるなら特長に「防かび・防藻性」を明記した製品を選ぶよう案内しています。日本ペイントの外壁塗料の多くは、この機能を標準で備えています
- 光触媒 光触媒工業会によると、紫外線が当たって汚れを分解し、雨で洗い流す仕組みです。効果が出ない場合の多くは光不足で、日の当たらない面には向きません。エスケー化研のように光触媒塗料を扱わないメーカーもあります
水性・溶剤、1液・2液
水性と溶剤形は、塗膜になってしまえば大きな性能差はない、と日本ペイントもエスケー化研も説明しています。水性は臭いが少ない一方、5℃以下では使えず、生乾きで雨や結露に当たると仕上がりが悪くなりやすい塗料です。溶剤形は光沢が出やすく、低温でも乾きが速い特長があります。
1液と2液は、塗料に硬化剤を混ぜるかどうかの違いです。日本ペイントによると、同じグレードなら耐候性に大きな差はありません。2液は付着性や塗膜の強さに優れますが、混ぜる手間と使える時間の制約があり、一般住宅の塗り替えでは1液が多く使われます。

福山市で外壁塗装をご検討の方へ
- 外壁や屋根の気になる状態を、フォームからそのまま相談できます
- 現地調査と見積書の内容を確認してから、依頼するかどうかを決められます
- 提携する塗装店の建設業許可などの情報は、確認できたものを本サイトに掲載します
何年住むかで塗料のグレードを選ぶ
塗料選びは「一番いい塗料」を探すより、次の塗り替えまで何年もたせたいかから決めるほうが迷いません。
10年前後で住み替え・建て替えの予定がある
シリコン(10〜15年)で足ります長く住み、塗り替えの回数を減らしたい
フッ素(15〜20年)や、ラジカル制御形・無機の上位製品が候補です外壁材に合わせたい
窯業系サイディングは、日本窯業外装材協会が塗り替えの目安を7〜12年(一般的なクリヤー塗装の場合)としています。目地のシーリングの寿命とも合わせて考えます
塗り替えのたびに足場を組むため、回数が減れば足場代も減ります。足場代の目安はトップページの費用相場にまとめています。
艶の有無で選ぶのも自由です。エスケー化研によると、艶の違いによる耐久年数の差はほとんどありません。また、上塗りを厚く重ねても塗膜は表面から傷むため、長持ちはしません(日本ペイント)。
見積書の製品名から耐用年数を確かめる
見積書に「シリコン塗料」としか書かれていなければ、どの製品か分かりません。次の順で確かめてください。
- 1
メーカー名と製品名を聞く
上塗りだけでなく、下塗り(シーラーやフィラー)の製品名も書いてもらいます。日本ペイントによると、住宅用の塗料の多くは下塗りから上塗りまでを組み合わせて使う前提で作られています。
- 2
メーカーの資料で樹脂と機能を見る
製品名で検索し、メーカーのページかカタログで、樹脂の種類、水性か溶剤か、1液か2液か、低汚染や防カビ・防藻の有無を確かめます。
- 3
期待耐用年数の出どころを確かめる
見積書や説明の年数が、メーカーの資料と合っているかを比べます。
- 4
塗り回数と使う量を見る
塗る回数と、1㎡あたりの使用量(所要量)が書かれているかを見ます。エスケー化研は、製品ごとの所要量に従って塗るよう案内しています。厚く塗っても性能が長持ちするわけではありません。
目地のシーリングの扱いはシーリング打ち替えで紹介しています。
詳しくはサイディング外壁塗装をご覧ください。
